2013年8月27日に行われたヤマナシハタオリトラベルに参加して、
富士吉田産地へ行ってきました。
バスツアー当日は超晴天で新宿から富士吉田に向かうバスの中からも富士山がくっきりと見えました。
富士吉田の産地ツアーはロンドンにいる頃からシケンジョのブログなどを拝見していて、
「帰国したら是非参加してみたい」と気になっていました。
事前にメールで頂いた参加者用のツアー資料には産地の歴史から織物・織機の説明、
染色・加工についてまでの詳細な説明がされていて、予習にも気合いが入りました。
写真⇩は当日配布して頂いたガイドブックです。
ツアーは行きのバス内の自己紹介からはじまり、
お昼には富士吉田名物であるうどん屋さんでお腹を満たし、
午後からは織物工場・染色工場・整理工場と様々な工程を見学できる贅沢なルートで
空いた時間には透かさず、織物工場の見学が追加される完璧なツアーでした。
写真⇩は枷染めの染色工場さんで、上から吊るされた乾燥中の糸がとても美しかったです。
富士吉田産地の最大の特徴の1つが多種多様な素材をつくる工場さんがいることだと思います。
そして東京から非常に近い。高速バスで新宿から約1時間半、鈍行列車で行っても約2時間半で着きます。
8月はバスで行ったのですが、先週行った際は富士山ブームでバスが予約でいっぱいだったので帰りは鈍行で帰ってきました。
(市内の電車の持ち手やシートが可愛かったので、鈍行で行くのもオススメです。)
この距離なので、デザイナーさんが産地に赴き、
そこで直接職人さんと対話をしながら時間をかけて生地作りをするという
理想の関係を築きやすいのかな、と思いました。
ゆくゆくは、1つのブランドが富士吉田内の複数の工場さんと異なる素材を作る、
ということも充分に可能性のあることだと思います。
具体的な素材イメージを持たずに、
「まず富士吉田に行ってみる」
そしてポリエステルを主に扱う工場さん、コットンを主に扱う工場さん、シルクを主に扱う工場さん、リネンを主に扱う工場さん、
と対話を始めさせて頂くのもいいかもしれないです。
(もちろんその場合は具体的な話に進むまでに時間を要するので、工場さんの負担になってしまうことを考慮しつつ。)
11月12日には「ヤマナシハタオリトラベル 秋の産地訪問バスツアー2013」が開催されますので、
富士吉田産地にご興味のある方は是非チェックしてみて下さい。
シケンジョのblogです⇩