2018年4月10日火曜日

糸編・コンバーター部



春になり「糸編」として法人化して、2年目になり
この春から5人の新しい仲間を迎えて活動しています。

5人のうち3名は糸編の1期インターン生で
年明けから募集して、順次面接させてもらって、2月〜3月に決まりました。

http://secoriblog.blogspot.jp/2018/01/1.html

これからみなさんには事前相談させていただきますが、
僕と一緒にインターン生が工場訪問や打ち合わせに同席することもありますが、
その時はどうかお許しをお願いします。


さて、新学期早々悩んでいる件が、タイトルの「糸編・コンバーター部」

僕たちの活動テーマは2012年くらいから変わらず「創出と発展」です。
繊維産地の技術と(デザイナーの)アイデアを結びつけて、0から1が生まれるお手伝いをして(繋ぐが出発地点と限らず、生産現場での創出ということもあります)、技術や産業や文化や経済の発展に貢献したい、というのが大テーマです。

その為に、多種多様な現場に足を運ぶところから活動がはじまって
情報発信、スペース運営、マッチング、生産サポートなどを行っています。

2018年はおそらく80以上100くらいのブランドさんのお手伝いさせていただくことになりそうで。それぞれのお手伝いの深さはさまざまで、毎週顔を合わせてほぼ全型、時には縫製にも関わっていることもあるし、ひと企画のみのコミットもあります。取引条件もさまざまで、シーズンや年間契約させてもらっているケースもあるし、間に入ってしまうケース(コンバーター業)もある。


話が変わりますが
今月末の4/25~4/27 で「IFF MAGIC」に糸編として出展するのですが
その内容を詰めています。10コマという巨大面積でのプレゼンテーション。
アウトプットとしてはもう頭の中ではできていて、これまで通り
各産地の紹介や、工場さんのご紹介やPRになります。

製品がない僕らのアウトプットと言えば、
テキスタイルの展示や写真や動画でのプレゼンテーション。産地をどれだけアピールできるかというところになる。roomsでもそうだったし、神戸ファッション美術館でもそうだったし、セコリ荘で行っていることもそう。

しかし今回のIFFでは
【工場さんの名前まで出すべきか否か】という点が、ふと検討材料になっている。

工場さんの名前まで出せば、良くも悪くも数件のメールや電話が工場さんに届く。
負担に感じる工場さんもあれば、直接やり取りをできない案件も発生するだろうし、これによって間抜きに繋がることもある。

もちろんどんな工場さんにご協力いただいて
展示ブースを作るか、どんなプレゼンテーションにするかに掛かっていますが。


話が戻りますが、
繊維産業単位で考えると、コンバーター会社の仕事の増減は、極論どうでも良い。
産地に必要なのは一定数の仕事。もちろんやりがい。

在庫商売をするところがあるから、通年でお仕事があって
繊維産地の経済事情とリンクしているというケースはもちろんありますが。

これから存在価値を築いていかないとならない弊社のこれからを考えると、
極論、契約のお仕事だけにして、海外輸出に専念する会社というスタンスもありなのかもしれない。現在お付き合いのしている80超のブランドさんは引き続き産地と細くても長くお仕事を継続して欲しい。全ての発注量はざっくりしか把握できてないけど、ひとつの工場さんにとっては重要なキャパを埋めるブランドさんもある。

となると、このIFFでは、工場さんの名前を出すか隠すか、どうするか。
どんなプレゼンテーションになるか。

会社としてのコンバーター業のあり方を見直している、2年目。

上記、海外輸出というのがいきなり出てきちゃいましたが
「海外輸出をしたいけどなかなかできず、海外のあの市場にマッチする」という工場さんはかなり多い。ターゲティング、プレゼンテーション含めて、小回りを効かせながら
すべきことは見えている。海外はやはり発注量も桁違いだし、値段も通りやすい。

話が散らかりましたが、
4/25~4/27の「IFF MAGIC」、 僕たちがどんなプレゼンテーションに決めたか、是非見に来てくださいー!