2013年11月26日火曜日

全国縫製サミット

2013年11月23日、日本発ものづくり提言プロジェクト」の発足3周年を記念して全国縫製サミット」が開催されました。このサミットでは、青森から岡山まで、優れた工場経営、高付加価値なものづくりを行っている布帛の縫製メーカーから5名の社長さん、横編みニットの佐藤繊維・佐藤社長の計6名がご登壇しました。

司会は、Tシャツ(丸編みニット)メーカーの経営者であり、中小企業におけるWeb活用、IT経営の先駆者として著名な久米繊維工業・久米信行会長が勤められました。









パネリストの方々です。

佐藤克豊氏(サンライン/青森県・紳士服縫製)
森奥信孝氏(岩手モリヤ/岩手県・婦人服縫製)
佐藤正樹氏(佐藤繊維/山形県・ニット)
白石正裕氏(ファッションしらいし/東京都・婦人服縫製
神村尚樹氏(大阪シンコー/大阪府・シャツ縫製)
米倉勝久氏(タカラ/岡山県・婦人服縫製)

久米信行氏(久米繊維工業/東京都・ニット

(右からの着席順です)








冒頭に出された主な課題です


・伝統と近代工業のかけ算の仕組み
・縫製工場で働く人が、この10年で15万1000人減っている
・食耕自給率40%対し、衣類は4%切っている。日本の手仕事の文化
・日本の国産ニット製品は0.7%
・差別化したものづくりとは
・どうストーリーのある製品をつくっていくのか



※ フィルタリングするよりノーカットの映像を観た方が各パネリストの方のご意見がよくわかると思うので、現在、映像データを拝借できないか聞いています。許可が降りましたらリンクを貼りたいと思います。


会場には、「日本発ものづくり提言プロジェクト」の発起人代表でもあるカイハラ株式会社の貝原会長や、メーカーズシャツ鎌倉の貞末社長もいらっしゃっていました。

とにかく印象的だったのは、会の終わりに貞末社長が「今後の日本のものづくりの発展の為に、企業はとにかくやるかやらないか」という実行力を強調されたご意見です。メーカーズシャツ鎌倉の軌跡を併せ、説得力がありました。





※使用許可がおりましたら、追記します。




2013年11月21日木曜日

尾州産地


大田教授FDC(一宮地場産業ファッションデザインセンター)さんに貴重な機会を頂き尾州産地の訪問をしました。



FDCさんの事務局です


FDCさんはじめ、エネルギー溢れる若い方が産地に入っていることを、尾州産地でも確認しました。

もちろんそれでも後継者不足は深刻ですし、若い方が憧れる工場というのは、どうしてもどこの産地でも偏るものなのだと思います。

それでも若い方が外部から産地に飛ぶ込むという事実だけでも、大きな活気を生む要素で、可能性が連鎖していくのを感じます。特に外部から入った方というのは、例えばバブル期から続いているような古い仕組みに縛られず、全く新しい仕組みや方法を作ってしまったりするのだと思います。

世界的に知名度のある某機屋さんでも、新しい生地を開発してきたのは社長でなく、新人社員だというのを聞きました。

尾州では、FDCさんを中心にネットワークが形成されていて、

産地単位で企画づくりを模索したり、産学連携も形になっていて、様々な可能性を感じました。


ブランドとの協同についても、閑散期についてや、具体的なヒントも頂きました。
自分なりの方法で貢献 していけるように行動していきたいと思います。



毎年2月が少し織機が落ちつくようなので、もし尾州でウールのオリジナルを織りたい方がいたら、情報を共有できるかと思います。






2013年11月5日火曜日

ヤマナハタオリトラベル2

8月のヤマナシハタオリトラベルに続き、11月5日もヤマナシハタオリトラベルに行きました。通常は新宿集合で富士吉田までバス移動のハタオリトラベルですが、今回は奥田さんの呼びかけに10人以上集まったので、車二台で富士吉田に向かいました。


最初の訪問は槙田商店さんです。




ジャカードのブレインのある、工場の二階にご案内して頂きました。


ジャカード機を上から見る機会なんて滅多にないかと思います。





本当に皆さん熱心で、刺激になります。





























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